
当社は、ゴルフ用品専門商社として多ブランド・多品種の商品を取り扱っていますが、マーケットの変化に即応できるもう一つの「強み」として「メーカー機能」があげられます。モノづくりのスタートとして、一般量販店向けの製品を長らく手掛けてきましたので、そこで養ってきたコスト意識や合理化のノウハウが『よいものをリーズナブルに』という、現在の高品質・低価格のマーケットに上手く適合しています。
現在、ゴルフ競技人口はバブル期の1000万人超から約800万人にまで減少していると言われていますが、ゴルフ場のプレー費が下がったことにより既存ゴルファー1人当りのプレー回数は増加しています。また最近の若年女子プロの活躍と人気によりマスメディアの扱いも増え、社会的にゴルフへの関心が高まってきており、ヤング層や女性ゴルファーの新規参入も期待されます。用品需要が増える下地が整いつつあると言えます。これらの傾向を踏まえ中高年層のエキスパートや競技志向の強いヤング層、また女性ゴルファーを新たなターゲットとして、機能性に特化した、他社製品との差別化を図ったモノづくりが当社にとって大きなテーマであると感じています。
このような本物志向の商品戦略に伴い、主要取引先も一般量販店から専門店へとシフトしてきています。量販店が価格重視ならば、専門店は商品重視です。これらの取引先へゴルフクラブを中心に自社製品を販売していくためには、エンドユーザーへの知名度のアップが不可欠です。業界では知名度は高くても、エンドユーザーではまだまだ低い。この課題を解消していく為にも、今後は専門店に受け入れられる商品開発とともに、一般消費者に対してブランドや会社の知名度アップを図っていく必要性があります。その手段として、テレビコマーシャル、プロ選手やシングルプレイヤーによる商品モニタリングなどの試みを現在行っています。
また、今海外に目を向けてみると総人口約12億人を擁する中国という巨大マーケットが眠っています。2008年の北京オリンピックでは残念ながら正式種目に採用されませんでしたが、中国では湾岸部を中心にゴルフ場の建設やプレー人口の増加が顕著となっています。 5年後、10年後、中国のゴルフ人口は間違いなく増えていくと予測できます。海外事業としてすでに韓国での販売実績があり、生産の拠点として中国にも進出しています。市場におけるノウハウや人脈は大きなメリットであり、アジア事業として大きなアドバンテージになると確信しています。