
業務部門で当社の「強み」としては、企業内外の膨大な情報を一元管理し全社での共有を可能にする高度に構築された情報ネットワークで、その中核に位置するのが「神戸ロジスティクスセンター」です。1998年に完成し、業界一といわれる最先端の「物流システム」は当社のIT戦略のたまものです。ただ、商社としての機能を高めるための大きなアドバンテージであっても、あくまでも営業部門を下支えするもので、この物流機能を付け加えることで商社としてサービス面の強化を図る事が重要だと考えています。「問屋不要論」が叫ばれる現在において、単にモノを流すだけでなく、「問屋」としてコンサルティング能力がある会社が勝ち残っていきます。メーカーと小売店の双方にサービスメリットを供給するために、当社のような会社にとってはハブ機能である物流の強化が不可欠なのです。
多品種の取り扱いも当社の強みの一つですが、オーダーに応じて1アイテムから供給できる物流が、その強みをさらに魅力的なものにします。当社のモノづくりがそうであったように、物流システムも一般量販店をカバーするために構築されたもので、多品種にわたる商品を高度な物流加工をして、オンデマンドで、全国に発送できるという機能的なキャパシティを持つことを意味しています。「多品種小ロットでかつ丁寧な梱包」を要求されるインターネット業界からの需要も急増しており、そのことも当社の物流機能の高さを証明しているものと感じています。
この不況期を乗り越えてきた企業はITの使い方を間違えなかった企業です。当社もバブル後の不況時に、思い切ったIT投資を行ったことは正しい選択であったと感じています。商品流通システムは知的財産であるとの認識を持っており、当社における物流システムは、名実ともにロジスティクス=戦略的物流と自負しています。